ダンスダンギとは。
◯振付家・ダンサーや、ダンス作品に関わる人たちが定期的に集まる場所を提供します。
◯それぞれにホストを設定、テーマに応じた小さな勉強会を実施します。
◯作品の創作・完成を目標としない稽古を複数の創り手で共有する機会を設けます。
『テクニカルスタッフによるダンスダンギ〜原口さんと牛川さんの場合2回目〜』開催決定!
10月に開催した「テクニカルスタッフによるダンスダンギ」の第二弾を開催します!
前回のダンスダンギでは、ホスト役の原口佳子さん(舞台監督)と牛川紀政さん(音響)に、ご自身のダンスの鑑賞&スタッフとして関わった歴史を振り返りつつダンスの魅力を語っていただき、参加者のみなさんとダンギしました。
前回の内容をふまえて、今回は次のようなダンスダンギを実施します!前回参加した方も、そうでない方も是非、ご参加ください。
★その1:2000年〜2020年のダンス年表を作る。
現在のダンスシーンを過去の公演を通して振り返ると同時に、これから先のダンスシーンの未来を描きます!
★その2:“初めて衝撃を受けたダンス”について教えてください!
2000年から現在まで、様々な人の声を元に、ダンス年表を作成します。
▶アンケートはこちらからご協力ください。
★その3:できあがった年表からみえてきたダンスシーンを元にダンギをします。
前回から引き続き原口さん・牛川さんと一緒に、年表を足がかりとして、ダンスの未来を想像しダンギします。
開催概要
○開催日時:2018年3月7日(水) 14時〜18時
○会場:急な坂スタジオ
○参加対象者:ダンスに関心のある方(経験の有無は問いません)
○参加費:1,000円
○ご予約:ご予約の受付は終了しました。
『テクニカルスタッフによるダンスダンギ 〜原口さんと牛川さんの場合〜』 開催決定!
これまでのダンスダンギでは岩渕貞太をホストにむかえ、身体と言葉で、
ダンスを作ること・踊ることについて考えてきました。
今月からは、原口佳子さん(舞台監督)牛川紀政さん(音響)とともに、
ダンスの魅力について考えていきたいと思います。
観客同様、「舞台上では踊らない」けれど、ダンス公演をつくることについて、じっくりお話を伺います。
創り手ですら、公演以外の機会にテクニカルスタッフの皆さんとじっくりお話することは多くないでしょう。
演劇・ダンス問わず、作品をつくる上で大切なパートナーであるテクニカルスタッフの方々は、
日々多くの創作に関わると同時に、たくさんの作品を見ています。
20°の坂の企画でもお世話になっているお二方にご協力いただき、
振付家・ダンサーとは少し異なる視点から、ダンスについて考えてみたいと思います。
今回は「なぜ、ダンスだったのか?」という問いから、ダンスダンギを始めてみます。
◯開催日時:
10月17日(火) 19時30分〜22時
10月23日(月) 19時30分〜22時
◯会場:急な坂スタジオ
◯参加対象者:ダンスに関心のある方(経験の有無は問いません)
◯参加費:1日のみ1,000円、2日連続受講1,500円
(両日とも内容が異なりますので、連続受講をおススメします。)
◯内容:
1日目 「なぜダンスだったのか?」ダンスに興味を持ったきかっけと、現在の職業について。
2日目 「こんなダンス作品が見たい!」お気に入りのダンス作品から、実現してみたいダンス公演まで。
※内容は予定です。当日参加者の皆さんの関心や興味に応じて、変動する可能性があります。
映像など資料を用いつつ、お二人にダンスの魅力や難しさ、そして可能性について、
語り倒していただきます。
堅苦しい講義ではありません。ダンスについて関心・興味・質問がある方は、
自由にダンギにご参加ください。
参加者の皆さんとともに、ダンスについて様々なお話が出来ることを楽しみにしています!
◯申込:受付を終了いたしました。
原口さんからのコメントをご紹介!
ダンスダンギでお話させていただくにあたり、改めて、踊り、ダンスについて考えてみました。
私の中には大きく2つあります。1つは、岩手県盛岡市黒川に伝わる黒川さんさ踊り、もう1つはコンテンポラリーダンスです。1つめは私の原点であり、2つめが今いる場所とも言えます。
10/17は、黒川さんさ踊りのことから。もう30年くらい前の事になりますが、習っていた当時のことを思い出しつつお話したいと思っております。
10/23は、Co.山田うんでの仕事について。今年の3月に再演した「季節のない街」を中心に、どんな風に仕事をしているのか、そこで何を考えているのかなどをお話できればと思っています。
参加してくださった皆さんとお話しつつ進められればと思っております。お気軽にご参加ください。
よろしくお願いします。
原口佳子(舞台監督)
牛川さんからのコメントをご紹介!
◯中学2年の時に体育館で観た創作ダンスの発表で、YMOの「Castalia」と「Behind the Mask」を使用した2作品を観て衝撃を受けました。大好きだったYMOで踊る作品があるんだ!と…
高校1年の時に、憧れのシンセサイザーをローンで購入後「音色」にはまり、カセットレコーダーで多重録音し、音のオブジェを作っていました。
ロック界ではニューウェーブ真っ盛りで、乗れる(踊れる)リズムと、メロウな旋律が好きでした。
20代でDTMをやりながらイベントや演劇の音響に携わりました。音響会社の近所に舞踏カンパニーの稽古場があり、眉毛の無い方たちとすれ違っていました。
30代で演劇から離れ、クラブDJをやりながら楽器店で働きました。当時つき合っていたダンス好きの彼女に連れられアルビン・エイリーの公演を観たりしました。
クラブではレコードを選曲して繋げた音でフロアで踊ってもらう。上手くやらなければフロアから人がいなくなってしまいます。
「音質」と「音楽」と「選曲」と「ミックス」と「ミキサーさばき」とが「踊り」に直結します。そんな感覚を獲得している頃、クラブで振付家兼ダンサーと出会い静岡のSPACでオペをやることになりました。舞台音響で、いわゆるコンテンポラリーダンスとの出会いです。そこに参加していた別のダンサーに気に入られ、ソロ作品やその人が参加するダンスカンパニーに紹介され、再び舞台音響をやっていくことになります。クラブのフロアで踊りと音の関係を掘り下げたあとの舞台でのダンスは新鮮に感じました。これだ!と確信し今に至ります。また巡り巡って再び演劇にも携わるようにります。演劇でも役者の身体を見る=視るようになりました。またクラブフロアの体験から茶会の茶室や能の舞台で言われる「一座建立」も理解できました。そんなこんなをダンギできたらいいのかな?などと、今のところは思っているところです。
牛川紀政(音響)
ダンスをみたことがありますか?
「なんだかダンス業界にあまり元気がない…」そんな雰囲気をここ数年、とても強く感じています。
それは創り手・観客問わず、感じていることのようです。
ダンスという言葉から私たち観客は、ヒップホップやカッコイイ踊りを連想しますが、
実際に(コンテンポラリー)ダンス公演を見たら、
「何をやっているのかよくわからなかった。」という話をよく聞きます。
その状況を打破するためにも、創り手自身が言葉を使って、
「なぜ・何をみせたくてダンス作品を創っているのか?」を考え、
共有する場所や時間が必要ではないでしょうか?
急な坂スタジオでは、稽古場という特性を活かして、
創り手たちが、時間をかけて考え・共有する機会を設けます。
観客の皆さんには、振付家やダンサー、そしてスタッフ達が何を考えているのか、
ダンスのどんなところに魅力を感じているのか、
その一端に触れることで、ダンスを観に行くきっかけになれば幸いです。
岩渕貞太のダンスダンギ 第3回開催!!
本企画は今後、様々なホストによる◯◯のダンスダンギとして、シリーズ化していきます。
トップバッターは、レジデントアーティストでもある岩渕貞太です!
【開催にあたって】
「身体研究稽古」
ここ数年間、急な坂スタジオの稽古場で作品づくりと並行して身体やダンスについて考え、研究する稽古をしてきました。
今年は月イチくらいでオープンする日をつくって身体やダンスに興味のある方たちとともに研究稽古の時間を共有したいと思いました。
稽古内容は武術やダンスや本などからわたしがその時に気になっている身体のトピックを参加者の方と一緒に掘り下げます。
わたしが知っていることを教えるという時間ではなく、一緒に身体を動かしたり話をしながら身体について考え、その中で何かトピックが見つかればそのことについてまたみんなで考える、そんな場になればと思っています。
ダンサーだけに向けてではないので、ダンスを見ることが好きな方や、ダンス以外のジャンルの方にも来ていただけたらと思います。
お待ちしてます!!(岩渕貞太)
【開催概要】
◯日時:7月28日(金) 19時〜21時30分
※月1回程度、来月以降も継続予定です。
◯会場:急な坂スタジオ
◯参加費:1,000円
◯対象:ダンサー、ダンスや身体に興味のある方
◯ご予約:下記予約フォームからお申し込みください。定員に達し次第、受付を終了します。
7月の受付は終了いたしました。