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創造支援公募プログラム 坂あがりスカラシップ募集開始 7/31 〆切・必着

横浜の劇場・稽古場である急な坂スタジオ・のげシャーレ・STスポットが各館連携のもと、稽古から作品上演までをトータルサポートする若手舞台芸術家の創作支援プログラム「坂あがりスカラシップ」も今年で5年目をむかえました。そこでこの節目の年を機に「坂あがりスカラシップ」の支援プログラムを新たにします。

※一部配布物の表記に誤りがございまいたので、再度募集詳細をご確認ください。

坂あがりスカラシップについて

 横浜の劇場・稽古場である急な坂スタジオ・のげシャーレ・STスポットが各館連携のもと、稽古から作品上演までをトータルサポートする若手舞台芸術家の創作支援プログラム「坂あがりスカラシップ」も今年で5年目をむかえます。これまで無償で稽古場や劇場を提供するだけでなく、アーティストとコミュニケーションを重ねながら作品上演において生じる課題の解決や挑戦したいことの実現に向けた支援をおこなってまいりましたが、アーティストとの信頼関係を築いていくこと、これから先の創造活動の基盤づくりとなる支援をおこなっていくためには、現在の支援体制を見直す時期にきているように感じられます。
 そこで、5年目という節目の年を機に「坂あがりスカラシップ」の支援プログラムを新たにします。これまでの【単年度支援】から【3年継続支援】を基本とし、より長い時間をかけてアーティストの抱える課題を共に悩み考えながら解決していき、今後の活動の基盤づくりをサポートしていきます。それに伴いまして、今年度の募集を例年より遅らせることとなりました。応募方法等の詳細は後日追って掲載致します。
 横浜で時間をかけて創造活動をおこない、プロセスを踏んで作品上演をしていくことで「坂あがりスカラシップ」を卒業した後に自分たちの力で安定した創造活動ができるようになることを期待して、熱意のある沢山の方からの応募をお待ちしております。舞台芸術分野において新しい風を起こす可能性があるアーティストやカンパニーを応援していきます。

最大3年間限度の継続支援へ

これまでの公演を前提とした単年度支援ではなく、最大3年間の継続を見据えた支援となります。ただし、毎年度末に継続のための審査を行います。
【1年目】(2012年9月~2013年3月)
提出していただいた「3年間のビジョン」の実現に向けて、ディスカッション(だいたい月に1回程度)やリサーチを重ねていき、必要に応じて関連企画を行います。また、助成金申請に向けてのアドバイスなども行います。
【2年目】(2013年4月~2014年3月)
初年度のディスカッションを継続しながら、のげシャーレまたはSTスポットのどちらかで公演を行います。
【3年目】(2014年4月~2015年3月)
過去2年の流れを経た上で、それぞれの活動に合わせた企画、公演を実現します。(規模の大きな会場での公演、企画の性質に合わせた会場での公演など)

募集詳細

支援内容


1:稽古場の提供 → 急な坂スタジオ
2:2年目の公演会場の提供 → のげシャーレ ・ STスポット
3:制作プロセスにおける支援→急な坂スタジオ ・ のげシャーレ ・ STスポット

  例)広報宣伝支援、アドバイザー派遣、ドラマトゥルク派遣等の仲介
  ※支援内容については対象者決定後、ヒアリングの下に決定されます。

対象期間

2012年9月~2015年3月(毎年度末に継続のための審査あり)
◎稽古場(2~4週間)
 ※公演日程として設定された2~4週間前より稽古場(急な坂スタジオ)を確保します。
◎公演会場(1~2週間)
 ※上記期間のうち2013年度内における、申請書にて申告した公演希望会場および日程をもとに、スカラシップ事務局との協議の上、公演日程を決定いたします。

応募資格・条件

●若手であり、舞台芸術(演劇やダンス等)における継続的な創作活動を行っていること
 ※年齢は問いません

●プロセスの公開が可能であること※公開稽古やアフタートーク等
●「坂あがりスカラシップ」を経た今後のビジョンを持っていること
【応募に際しての注意事項】
 ・営利を目的としている活動、政治的または宗教的な宣伝意図があるものは対象外となります。
 ・施設の附帯設備以外の機材等は各自ご負担していただきます。
 ・公演は原則的に応募団体の主催公演となります。劇場等の打ち合わせ、各種申請は各自で行ってください。
 ・公演を開催する際の広報物への「坂あがりスカラシップ」のクレジット表記を願いします。

応募方法

下記書類を揃えて郵送または持参にてご提出ください。
1.坂あがりスカラシップ申請書 (様式1)
2.過去の活動がわかる資料 (チラシ・パンフレット・写真・映像等)
 ※作品や創作の雰囲気を掴める「映像資料」を必ずお送り下さい。(作品映像やコメント等)
 ※添付資料は原則返却いたしません。返却を希望される方はお申出ください。
3.2年目の公演(のげシャーレまたはSTスポット)を想定した企画書 (様式自由)
4.上記3にまつわる予算書 (様式2)

【様式ダウンロード】
Microsoft Word doc形式
 / PDF形式

応募締切

2012年7月31日(火) ※必着(持ち込み可)
【決定時期】 2012年8月31日(金)
 結果通知は応募者全員にお送りします。
【選考方法】
 書類選考と面接選考をおこない、坂あがりスカラシップの審査会で決定します。

応募書類送付先・お問合せ

坂あがりスカラシップ事務局
〒220-0032 神奈川県横浜市西区老松町26-1 急な坂スタジオ内
TEL:045-250-5388 E-mail:scholarship[a]kyunasaka.jp
※[a]の部分を@に変えてご連絡下さい。
※個人情報の取扱いについて:応募いただいた内容は坂あがりスカラシップ事業以外に使用することはありません。

施設見学について

稽古場(急な坂スタジオ)と公演会場(のげシャーレ・STスポット)の見学は
施設の利用が入っていない時にご見学いただけますので、各会場へお問合せ下さい。

主催:急な坂スタジオ・横浜にぎわい座・STスポット

坂あがりスカラシップ2011より継続支援アーティスト

木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰・演出家)

Yuichi Kinoshita
1985年生まれ。京都造形芸術大学大学院 芸術研究科芸術専攻(博士課程)在籍。
小学校3 年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時にその日から独学で落語を始める。古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学び、古典作品上演の演出や監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を立ち上げる。木ノ下歌舞伎では『四・谷・怪・談』(06 年10 月・作:鶴屋南北)、また「菅専助-見知らぬ作家-」として『摂州合邦辻』(08 年12 月)、『桂川連理柵』(09 年6 月)、『伊達娘恋緋鹿子』(09 年10 月)を演出し、本作品はF/T09 秋「演劇/大学 09 秋」でも再演され話題を呼んだ。最近の演出作品に『俊寛』(10 年10 月・作:近松門左衛門)がある。また、古典芸能に関する執筆、講座なども精力的に行っている。


白神ももこ(振付家・演出家・ダンサー)

Momoko Shirga
1982年生まれ、東京都出身。桜美林大学卒業。
幼いころよりバレエを始めるが、とくにぱっとしないまま今に至る。
2005年、ダンス・パフォーマンス的グループ モモンガ・コンプレックスを旗揚げ。これまでの全作品の振付・演出を担当している。
このほか、ままごと「わが星」をはじめとする演劇作品への振付提供や、音楽ライブへダンサーとして出演する等、活動は多岐に渡る。近年は岡崎藝術座の神里雄大氏とのユニット鰰[hatahata] としても活動している