この度は、「坂あがりスカラシップ2009」にご応募いただき、誠にありがとうございました。
応募総数29名の候補者の中から厳正なる審議を行った結果、
昨年度より継続支援として岩渕貞太氏と、本年度より神里雄大氏が選出されました。
岩渕貞太
ダンサー・振付家。玉川大学芸術学科にて演劇を専攻。演劇と並行して日本舞踊・舞踏などを学ぶ。国内外のツアーに多数参加。2007年には、イスラエルの振付家アルカディ・ザイデス『DA AT』(急な坂スタジオの国際交流レジデンス事業)に出演。2005年、初振付作品『smoke』を発表。2006年、ダンスがみたい!-批評家推薦シリーズ-で、『mint』『double』を発表。2008年には、同一振り付けのソロの2本立て公演『タタタ』を上演(「坂あがりスカラシップ2008」対象公演)。清家悠圭、関かおりら他のアーティストとの共同作品にも精力的に取り組み、2008年には同世代のアーティストとパフォーマンスユニット「群々」(むれ)を立ち上げる等、多岐に渡って活動している。
神里雄大
岡崎藝術座主宰・作家・演出家。1982年ペルー共和国リマ市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2003年「岡崎藝術座」設立し、2006年第7回利賀演出家コンクール最優秀演出家賞を最年少で受賞。劇的な身体と日常的なゆるい身体の状態を無理やりつなげ、舞台にあげる演出が特長と言われる。財団法人演劇人会議会員。
両氏には、急な坂スタジオ・のげシャーレ・STスポットによる制作支援のもと、岩渕氏は1月に、神里氏は2月に作品発表を行っていただきます。
今後も我々は、「坂あがりスカラシップ」の発展的な継続、そして創造・育成に重点をおいた拠点として、創造の担い手への支援に努めて参ります。今年度のスカラシップ対象公演にご期待下さい。
坂あがりスカラシップ事務局