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マンスリーアートカフェvol.24「戯曲ってなんですか? ~岡田利規と中野成樹の場合~」

MAC24

戯曲ってなんですか? ~岡田利規と中野成樹の場合~

12月のマンスリーアートカフェでは、演出家の岡田利規氏と中野成樹氏が”戯曲”をキーワードに対談します。

急な坂スタジオのレジデントアーティストである2人は2008年、様々な活動を展開しました。安部公房戯曲の演出や、書き下ろしの戯曲を他の演出家に提供するなど新たな展開をした岡田氏。同一戯曲の演劇と映画を一緒に上演、二人の脚本家が前半/後半をそれぞれ執筆するなど、「誤意訳」というアプローチで多様な公演を行った中野氏。

戯曲をどう読み進めていくか?何を思ってその戯曲を選ぶのか?
今どんな戯曲が気になっているか、今の二人にとって戯曲とは・・・?
演劇の核とも言える”戯曲”を出発点に、今思うことを語り合います。

演劇が観客の前に現れるずっと前、作品作りのはじまりに演出家は何を考えているのか、覗いてみることができるかもしれません。

ゲスト・スピーカー

岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)
中野成樹(演出家、中野成樹+フランケンズ主宰)

開催概要

【日時】2008年12月26日(金) 19時カフェオープン 19時30分スタート
【料金】1000円(1ドリンク付)
【会場】急な坂スタジオ
住所:横浜市西区老松町26-1 TEL:045-250-5388

ゲスト・プロフィール

岡田利規
97年に「チェルフィッチュ」を結成。より遠くに行ける可能性のある作品を生み出すため、ある方法論を持ちつつも、その方法論をそれ以上「引き寄せないように、それをいつまでも掴んでいないように、すぐに手放すように」心がけるという、それ自体が不思議な方法論で演劇作業を実践する。
04年発表の、『三月の5日間』で第49回岸田戯曲賞を受賞。
演劇というシステムに対する強烈な疑義と、それを逆手に取った鮮やかな構想が高く評価され、とらえどころのない日本の現在状況を、巧みにあぶり出す手腕にも注目が集まった。近年では、他の演出家への戯曲の提供や自作以外の演出など個人の演出家・劇作家としての活動も、大いに注目されている。また、デビュー小説集が大江健三郎賞を受賞するなど活動の幅を広げている。

チェルフィッチュhttp://chelfitsch.net/

中野成樹
大学時代から翻訳劇を一筋に横浜を中心に活動を続ける。
フランケンシュタイナー(1998-2001)解散後、2003より中野成樹+フランケンズとして再始動。それを期に、作品制作のコンセプトが”翻訳劇のらしさを遊ぶこと”から、”翻訳劇の中から日常的な説得力をひきずりだすこと”に移行している。既存の海外戯曲を誤意訳・再構成する手法で独特の演劇を確立し、好評を得ている。また、役者としても活動を続ける。最近気にしているキーワードはブレンドとミディアムテンポ。
中野成樹+フランケンズhttp://frankens.net/

主催:急な坂スタジオ
共催:横浜市開港150周年・創造都市事業本部
助成:アサヒビール芸術文化振興財団