マンスリーアートカフェvol.24「戯曲ってなんですか? ~岡田利規と中野成樹の場合~」
2008年11月26日
急な坂スタジオ
住所:横浜市西区老松町26-1 TEL:045-250-5388
ゲスト・プロフィール
岡田利規
97年に「チェルフィッチュ」を結成。より遠くに行ける可能性のある作品を生み出すため、ある方法論を持ちつつも、その方法論をそれ以上「引き寄せないように、それをいつまでも掴んでいないように、すぐに手放すように」心がけるという、それ自体が不思議な方法論で演劇作業を実践する。
04年発表の、『三月の5日間』で第49回岸田戯曲賞を受賞。
演劇というシステムに対する強烈な疑義と、それを逆手に取った鮮やかな構想が高く評価され、とらえどころのない日本の現在状況を、巧みにあぶり出す手腕にも注目が集まった。近年では、他の演出家への戯曲の提供や自作以外の演出など個人の演出家・劇作家としての活動も、大いに注目されている。また、デビュー小説集が大江健三郎賞を受賞するなど活動の幅を広げている。
チェルフィッチュhttp://chelfitsch.net/
中野成樹
大学時代から翻訳劇を一筋に横浜を中心に活動を続ける。
フランケンシュタイナー(1998-2001)解散後、2003より中野成樹+フランケンズとして再始動。それを期に、作品制作のコンセプトが”翻訳劇のらしさを遊ぶこと”から、”翻訳劇の中から日常的な説得力をひきずりだすこと”に移行している。既存の海外戯曲を誤意訳・再構成する手法で独特の演劇を確立し、好評を得ている。また、役者としても活動を続ける。最近気にしているキーワードはブレンドとミディアムテンポ。
中野成樹+フランケンズhttp://frankens.net/
主催:急な坂スタジオ
共催:横浜市開港150周年・創造都市事業本部
助成:アサヒビール芸術文化振興財団