急な坂ゼミナール第二期 『技術ゼミ』
2008年6月19日
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技術ゼミ
アートの「つくり手」や「つなぎ手」を対象とした少人数の学びの場
イメージを具体化するってどういうこと、「技術ゼミ」に手がかりが!
授業概要:
このゼミナールでは舞台芸術を中心にアートにおける発想と技術の関係について捉え直し、その空間設計及び、技術設計についてアーティストと共に考える人材を育成します。
アートや舞台表現における空間設計はアーティストや演出家の発想をいかに具体化するかということに留まらず、その表現自体にも影響を与え、作品制作において重要な役割を果たすと考えます。ことに最近では、表現の多様化により、空間、美術設計においても専門的な知識とともに、クロスジャンルな考え方と応用技術を必要とする作品が増えています。
どのように作品制作の主体(美術家、演出家など)と関わりその表象をリアライズしていくのか。まずは、概論的なところから入り、具体的な劇場や、美術展で行われていることを考察していきます。
職能としての舞台美術やテクニカルワークではなく、メディアやジャンルを越えて作品創造に関わり、その表現を具体化できる人材を育成したいと考えます。
(※この企画は実践的、直接的な技術修得が目的ではありませんが、個別の企画に対する技術的質問、疑問の相談は可能です。)
カリキュラム
第1回 8月20日(水)
イントロダクション
舞台芸術における「技術」と技術監督の役割
講師:眞野純(技術監督)
まず初めに舞台芸術における「技術」とは何を必要とし、どこに軸を置くのか、現在進行中の新劇場での構想を含め、様々な舞台表現の裏側を探ります。
第2回 8月27日(水)
演習1
サイトスペシフィックアートにおけるキュレータの役割
講師:近藤俊郎(アートフロントギャラリー、越後妻有トリエンナーレ2006キュレータ)
美術展においてアーティストとどう向き合うのか、その中から何を具体化し、その時にどのような技術的視点が必要なのか考察していきます。
第3回 9月3日(水)
自主ゼミ
技術ゼミ演習についての疑問と、それぞれの今抱えている「技術的」問題について話す場を設けます。今後の演習についての事前説明など。
第4回 9月10日(水)
演習2
空間認識アイディアを形にするということ
講師:中野成樹(劇作家/演出家)×細川浩伸(急な坂アトリエ担当)
小劇場における舞台美術製作について、演出家と美術家の関係の中から様々な問題を掘り下げます。構想から形作られるまで、実際に使用した美術を前に話します。
第5回 9月17日(水)
演習3
屋外劇における、空間演出について
講師:マリアナ・ティランテ(アルゼンチンの舞台美術家)
2008年10月に吉田町で行われる「ラ・マレア 横浜」その空間を設計した美術家。ブエノスアイレス国際演劇祭の技術監督を勤めた話についてお聞きします。
第6回 9月24日(水)
演習4
舞台技術のクリエイテイビティー(表現の内側と外側、身体と空間を考える。)
講師:神村恵(振付家)×出田郷(美術家) 会場:STスポット
ダンスと空間の関係性について、美術家と振付家に劇場での実験空間を製作してもらい、その空間を考察しながら身体と空間について考えます。
第7回 10月1日(水)
演習5
これからの舞台芸術を支える人に必要なこと
講師:眞野純×スペシャルゲスト
最後に、これだけは知っておくべき舞台作法と素材や安全性についてスペシャルゲストをお迎えし対談して頂きます。
番外編・実践(After work)
参加者の中から特に希望される方には実践編として急な坂スタジオ及びSTスポットが主催する事業のテクニカルワークに参加して頂きたいと考えています。
●ラ・マレア(野外劇)@吉田町
●仲田恭子(空間アート協会ひかりによる演劇)@野毛シャーレの舞台美術
●神村恵カンパニー新作公演(ダンス)@STスポット
目標
『技術』とは『学ぶ』ものではなく『作り出す』ものである。という基本の上にそれぞれの才覚に応じた作品との関わり方を考えていくと同時に、表現の可能性を広げるべく作品制作に機能的に寄り添える人材(テクニカルキュレータ)を育成したいと考えます。
募集を終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。