YPAMフリンジ2022参加 急な坂ショーケース Vol.3 開催決定!

2022年11月25日

YPAMフリンジ2022参加 急な坂ショーケース Vol.3 開催決定!

普段は演劇やダンスのお稽古場として使われている急な坂スタジオ。
全館をフル活用して、U30のアーティスト達による一人芝居(原作あり)の4本立てショーケース公演を実施します!
劇場での鑑賞体験とは異なる、創造環境ならではの距離感・空気感をご堪能ください。

参加アーティスト・団体

左から、新田佑梨×関田育子、緒方壮哉、エリア51、ルサンチカ

撮影:大橋絵莉花(新田)、小島早貴(関田)、稲川悟史(緒方)、tanaka manami(ルサンチカ)

新田佑梨×関田育子

<新田佑梨>
俳優。1992年生まれ。北海道出身。
日本大学芸術学部演劇学科演技コース卒業。
劇団青年団と芸能プロダクションレトルに所属。
近年の出演作に、青年団『ソウル市民』、お布団『夜を治める者《ナイトドミナント》』、小野晃太朗新作公演『おわれる』、ムニ『カメラ・ラブズ・ミー!』など。
最近は演技のことを話せるようになりたいので、言葉にできるように練習中。noteに記録している。

<関田育子>
演劇ユニット関田育子として、クリエーションメンバーとともに活動している。
俳優の身体と劇場の壁や床が、観客にとって等価に見える『広角レンズの演劇』を提唱し、その実践として演劇作品の創作を行っている。

関田育子(個人)
1995年生まれ。
立教大学現代心理学部映像身体学科卒。
2016年に同学科教授・松田正隆氏が代表をつとめる、マレビトの会のプロジェクト・メンバーとなる。フェスティバル/トーキョー16・18主催プログラム『福島を上演する』に演出部として参加する。
その後、演劇ユニット関田育子として活動。

緒方壮哉

俳優、1995年長野県生まれ。
多摩美術大学在学中に高都幸男氏や謝珠栄氏に師事し、学内外で杉原邦生氏や三浦直之氏、山本卓卓氏など現代演劇気鋭の劇作家、演出家の作品に俳優として参加する。以降、俳優として活動。
2019年よりlibido:のメンバーとなる。
主な出演に、木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談ー通し上演ー」(監修・補綴:木ノ下裕一 演出:杉原邦生)、ロロ×キティエンターテインメント「父母姉僕弟君」(作・演出:三浦直之)FUKAIPRODUCE羽衣「スモール アニマル キッス キッス」(作・演出:糸井幸之介)、libido:「libido:F:最後の喫煙者」(原作:筒井康隆 演出:岩澤哲野)など他多数。

エリア51

舞台芸術・映像・音楽など、ジャンルを問わず創作するアートチーム。俳優、映像作家、打楽器奏者、ビジュアルアーティスト、ヘア&メイクアップアーティスト、古着屋店主などをメンバーに擁する。代表作に舞台『ノゾミ』、音楽演劇『ま、いっか煙になって今夜』など。演劇作家の神保治暉による『胎内』演劇人コンクール2021 奨励賞、『ハウス』かながわ短編演劇アワード2022 観客賞、『てつたう』第12回せんがわ劇場演劇コンクール 劇作家賞と多数受賞。リリカルでメタファーに富んだせりふ、日常とファンタジーの溶け合った空間演出が神保作品の特徴。公演ごとに企画者がカンパニーを組むスタイルで、今回は神保を中心に、団体外の俳優2名(小松弘季・原雄次郎)と3人で企画を立ち上げる。

ルサンチカ

河井朗が主宰する実演芸術を製作するカンパニー。
ここ近年は年齢職業問わず、あるテーマについてインタヴューを継続的に行い、それをコラージュしたものをテキストとして扱い上演を行う。
そのほかにも既成戯曲、小説などのテキストを使用して現代と過去に存在するモラルと、取材した当事者たちの真実と事実を織り交ぜ、実際にある現実を再構築することを目指す。
これまでに『春のめざめ』(F・ヴェデキント)、『メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス』(松本大洋)、『棒になった男』(安倍公房)の上演の他に、理想の死に方について取材し製作した『PIPE DREAM』、人それぞれの想像するあの日についてテーマにした『GOOD WAR』などがある。

プログラム

1) 新田佑梨×関田育子 「波旬」
参考文献:モーリス・メルロ=ポンティ『メルロ=ポンティ・コレクション』(ちくま学芸文庫)、𠮷田恭大『光と私語』(いぬのせなか座)、穂村弘『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』(小学館)
クリエーションメンバー:菊地敦子、小久保悠人、関田育子、新田佑梨 

「一人芝居」について
今回「一人芝居」を創作するにあたり、その定義付けするところから始めた。舞台上に出現する俳優の人数を一人に限定するというものではなく、各創作チームの思う「一人芝居」を上演することが本企画のレギュレーションだったからだ。我々の想定する「一人芝居」とは、虚構を一人の俳優の身体だけで立ち上げるのではなく、現前の環境と関係しあいながら立ち上げる芝居のことである。身体と環境が呼応することで、互いの存在を変化させていくことができるのかを問う上演にしたい。

2) 緒方壮哉 「最後の喫煙者」
原作:筒井康隆「最後の喫煙者」(新潮文庫刊『最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1』所収)
構成・出演:緒方壮哉 構成・演出:岩澤哲野 
衣裳:永瀬泰生(隣屋) 照明:松田桂一 映像オペレート:大橋悠太 協力:theater apartment complex libido:

今作は2021年12月、libido:Fシリーズにおいて創作された「libido:F:最後の喫煙者」を急な坂スタジオにて再構築しリクリエーションするものである。
この1年で様々なことが変わった。 
「最後の喫煙者」は戦後日本を代表する作家、筒井康隆氏によって1987年に発表され、健康ファシズムの暴走とそれによる差別と排他の結果起こる「小さく⇄大きな戦争」を描いている。
すぐれたSF作品はしばしば未来を予見する。世界が豊かになろうとするとき、ひとは時に暴走し、自己と他者の境目が曖昧になり、誰かが誰かの自由を制限することがある。その代償は時に取り返しがつかない。どんなに些細で、有用的でなくても誰かの自由は交換不可能である。小さな綻びは戦争やテロにまで発展する。ひとはあくまでも愚かに繰り返す。
過去は回帰し、反復し、幽霊となっていまに現れる。そんな”いま”とその微かな果てを煙草の煙を燻らせつつ描いてみる。

松戸市民劇場公演「libido:F:最後の喫煙者」と同演目ですが、空間が異なるため演出が異なります。

3) エリア51 「へんしん 〜へんしんひとつに、どんだけかかる?〜」
原作:フランツ・カフカ『変身』
構想・演出:神保治暉 出演:小松弘季、原雄次郎 
演出部:山田朋佳、渡邉結衣(みちばたカナブン/にもじ)

男はある朝、目が覚めると巨大な虫になっていた。マスコミはそれを見逃さなかった。
すぐさま身柄を確保され、横浜市は男を、怪人退治という名目で勤務させることに。
主人公である”俺”は、男を現場に向かわせる、苦悩の絶えないライダー課窓口の担当職員である。
カフカの『変身』を喜劇として解きほぐし、2人の俳優との共同制作で、2種2様の上演に向けたクリエイションをします。

4) ルサンチカ 「女生徒」
原作:太宰治『女生徒』ほか 構成・演出:河井朗 出演:蒼乃まを(青年団)

──「自分は、ポオズをつくりすぎて、ポオズに引きずられている嘘つきの化けものだ」なんて言って、これがまた、一つのポオズなのだから、動きが取れない──
読者から送付された日記を題材に、太宰治がある人物の一日のはじまりからおわりまでを描いた短編『女生徒』を原作にして、ある人物の日々のアイデンティティの確立からその消失までの連続を舞台作品として立ち上げます。

日程

公演日時:2022年12月14日(水)〜18日(日)※16日(金)は休演日。 

※新田佑梨×関田育子「波旬」は、定員が少ない都合上、2回同じ作品を上演します。
そのため、お客様には途中Aチーム・Bチームに分かれていただく箇所がございます。チームによって最初の開演時間が異なりますので、ご予約の際にお好きなチームをお選びください。上演時間の詳細はタイムテーブルをご確認ください。

※エリア51「へんしん 〜へんしんひとつに、どんだけかかる?〜」は、日によってヴァージョンが異なります。14日・15日は小松弘季Ver.、17日・18日は原雄次郎Ver.で上演します。

※全演目終了後、参加アーティストたちによる感想会を開催します。お時間のあるお客様はぜひご参加ください。(Aチームをお申し込みの方は、お待ちの間スペシャル企画をお楽しみいただけます。)

チケット料金&予約

◎1日券(4演目):3,500円 ※1ドリンク付き
全4演目全てご観劇いただけます。全席自由席。
●喫煙者割引きあり!(枚数限定):我こそは!という方はご予約フォームコメント欄へ、煙草へのアツい思いをお送りください。
※受付は各回20分前より。
※スタジオ内、共有スペースでの上演になります。
作品に応じて回遊する演目やスタジオが変わりますので、館内のご移動がございます。
12月1日(木)10時00分より、下記予約フォームよりご予約受付開始。
予約フォーム
※当日券は、ご用意出来る場合のみ若干枚数をご案内いたします。(料金は同じ)

今後、最新情報はTwitterでもご案内いたします。併せてご利用ください。
@kyunasaka


YPAMフリンジ2022参加公演


助成:文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業

主催・企画・制作:急な坂スタジオ