トークセッション 水谷八也×柴幸男×中野成樹「さて、ワイルダーの話をしましょうか。」7/25(日)開催!

水谷八也×柴幸男×中野成樹「さて、ワイルダーの話をしましょうか。」

ソーントン・ワイルダーと聞いてもピンとこないかもしれません。
『わが町』の作者といえば、どうでしょうか?「ああ、聞いたことある」という人はぐっと増えるでしょう。では、『ロングクリスマスディナー』や『特急寝台列車ハヤワサ号』は知っていますか?すべて、ワイルダーの作品です。

アメリカ近代演劇を代表する作家でありながら、『わが町』以外はなかなか知られていない。そんなワイルダー作品を、思わずフェスティバルを立ち上げてしまうくらい大好きな二人が、日本の、しかも横浜で出逢ってしまいました。

好きな人のことなら、いくらでも話せる!それに、もっともっと知りたい!!という柴幸男&中野成樹。そして、そんな二人に『なぜ、ワイルダー?』という疑問を持った方がいました。なんと、ワイルダー研究・翻訳の第一人者である水谷八也氏です!だったら三人で、心ゆくまで語り倒していただきましょう!

場所は桜木町の坂の上、急な坂スタジオのラウンジ。
いずれ劣らぬワイルダー好きが三人。

「さて、ワイルダーの話をしましょうか。」

開催概要

【日時】 2010年7月25日(日)18:30スタート
【料金】 500円
【会場】 急な坂スタジオ ラウンジ
 住所:横浜市西区老松町26-1 TEL:045-250-5388
 
【お申込み】 ご予約はこちらから
こちらのイベントは終了いたしました。
たくさんの皆さまのご予約、誠にありがとうございました。

【お問合せ】 045-250-5388 toiawase@kyunasaka.jp

ソーントン・ワイルダー

ソーントン・ワイルダー(Thornton Niven Wilder, 1897 – 1975)
アメリカの小説家・劇作家。小説『サン・ルイ・レイの橋』(1928年)、戯曲『わが町』(1938年)、『危機一髪』(1943年)でピューリッツァー賞を受賞。
アメリカの現代演劇を代表する作家であるが、上演作品は限られている。

ゲスト・スピーカー

水谷八也

www.jpg
1953年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科修了。
現在、早稲田大学文化構想学部教授。
ワイルダーの『危機一髪』『結婚仲介人』を翻訳。
論文に「Thornton Wilderと”Nascuntur Poetae…”における詩人の肖像」「劇作家Thornton Wilder――形式としての
ヴォードヴィル」など。

柴幸男

talk1007-shiba.jpg

撮影/青木司

1982年生まれ。演出家・劇作家・ままごと主宰・急な坂スタジオレジデントアーティスト。
日本大学芸術学部在学中に『ドドミノ』で第2回仙台劇のまち戯曲賞を受賞。
2010年「わが星」にて第54回岸田國士戯曲賞を受賞。
何気ない日常の機微を丁寧にすくいとる戯曲と、ループやサンプリングなど演劇外の発想を持ち込んだ演出が特徴。
全編歩き続ける芝居『あゆみ』、ラップによるミュージカル『わが星』、一人芝居をループさせて大家族を演じる『反復かつ連続』(中野成樹が“ワイルダーの新作”と評した)など、新たな視点から普遍的な世界を描く。

中野成樹

talk1007-nakano.jpg

撮影:Ryuichiro SUZUKI

1973年生まれ。演出家・中野成樹+フランケンズ主宰。
既存の海外戯曲の魅力を新たな視点で探求することを、意訳のうえに誤訳でもあることから「誤意訳(ごいやく)」と呼び、翻訳劇の可能性を切りひらく。
ワイルダー作品を取り扱うことも多く、2010年5月に上演した『寝台特急“君のいるところ”号』(『特急寝台列車ハヤワサ号』より)は4度目の再演となった。
WWWの発起人でもある。

WWWとは?

ワイルダーの魅力と可能性を伝えるべく、2008年中野成樹・柴幸男を発起人とし、ワイルダー作品の連続上演が企画され、実行委員会が発足。
「みなでワイワイとワイルダーを楽しみたい!」という願いをこめ、
企画名称を「Wi! Wi! Wilder!《ワイワイワイルダー》」に決定。
WWWはその略称である。

主催:急な坂スタジオ
協力:WWW実行委員会