連続パフォーマンス企画「BATIK100会」開催!
コンテンポラリーダンスの公演は「週末のみ」「3ステージのみ」といったものが多く、ロングラン公演を実施することは現実的ではありません。それは予算であったり、動員数であったり、様々な理由があるでしょう。
限られた回数の上演では、新しい観客との出逢いが少なくなってしまうとともに、ダンサー自身や作品そのもののブラッシュアップの機会も減っていってしまいます。
急な坂スタジオという創造環境だからこそ出来ることをBATIKの皆さんに考えていただき、年間を通して100回の公演に挑戦することにしました。BATIKのレパートリーの中から数作品をセレクトし、定期的にスタジオパフォーマンスを実施します。
ダンサーも作品も観客の皆さんに観てもらうことで進化しつづけていくはずです。劇場のような装置・照明・音響設備は用意出来ませんが、稽古場ならではの距離感をお楽しみいただけるはずです。この挑戦に、ぜひお立ち会いください。
「BATIK100会」
vol.5『記録映像上映会』&vol.6『SHOKU –solo version-』
vol.5はこれまで開催してきた「BATIK100会」の中から、vol.1『BATIK小作品集』、vol.3『モニカモニカ』を上映します。vol.1&vol.3を見逃してしまった方はぜひご来場ください。
また、vol.6は同一ソロ作品(『SHOKU –solo version-』)を毎回3人〜4人のダンサーが連続で上演いたします。これまで中々上演される機会のなかった作品でもあります。群舞ヴァージョンとはまた違った魅力ある作品ですので、是非この機会にお楽しみください!
★vol.6『SHOKU –solo version-』
▶「BATIK100会」vol.6にむけて黒田さんのコメントを公開しました!
日程:2019年12月26日(木)〜29日(日)
26日(木)19時30分(出演:片山夏波、三田真央、相良知邑)※受付を終了しました。
27日(金)19時30分(出演:大熊聡美、三田真央、武田晶穂)※受付を終了しました。
28日(土)14時00分(出演:岡田玲奈、片山夏波、田中すみれ、相良知邑)※受付を終了しました。
29日(日)14時00分(出演:大熊聡美、武田晶穂、田中すみれ、岡田玲奈)※受付を終了しました。
※上演時間は26日・27日は約1時間40分、28日・29日は約2時間15分を予定しております。
※受付開始は開演20分前です。
料金:500円(1drink付き)
※11月にスタジオHIKARIで開催された「地上波+」にご来場の方は、チケット半券を受付でご提示いただくと無料でご覧いただけます。
会場:急な坂スタジオ ホール
ご予約方法:ご予約受付を終了しました。お申込みありがとうございました。
お問い合わせ:急な坂スタジオ
TEL 045-250-5388
MAIL toiawase★kyunasaka.jp
※★を@に変えてお送りください。
■BATIKプロフィール
黒田育世の振付による創作を中心としたダンスカンパニー。02年に設立、主な作品に『SIDE B』『SHOKU』『ペンダントイヴ』『おたる鳥をよぶ準備』など。17年に新作『THE RELIGION OF BIRDS』を発表、各地で好評を博した。これまでにダンスアンブレラ・フェスティバル、ベネチア・ビエンナーレ、スペイン・サラゴサ万博、シンガポール・インターナショナルフェスティバル・オブ・アーツなどに招聘され、世界16カ国で作品を上演。敢えてバレエのテクニックを基礎にもったカンパニーとして、多様化するコンテンポラリーダンスの表現の中で「踊ること」にこだわった活動を行っている。
HP|http://batik.jp/
Twitter|https://mobile.twitter.com/otarudori
Facebook|https://m.facebook.com/batik.2002/
Instagram|https://www.instagram.com/batik_dance/
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▶新規サポートアーティスト・急な坂の新しい取り組みについて
★vol.5『記録映像の上映会』
日時:2019年11月16日(土)・17日(日)
各日13時00分〜19時00分頃終了
※予約不要・入退場自由・入場無料
※各日『BATIK小作品集』・『モニカモニカ』を各日2回ずつ上演します。
【上演順・スタート目安時間(1回目/2回目)】
◎vol.1 BATIK小作品集
・『テトラ me』(出演:政岡由衣子)…13時00分/16時03分
・『鱗粉の海』(出演:熊谷理沙、演奏:松本じろ)…13時17分/16時20分
・『all this smile』(出演:大江麻美子、演奏:松本じろ)…13時23分/16時26分
・『モニカモニカ』(出演:大熊聡美、演奏:松本じろ)…13時30分/16時33分
◎vol.3モニカモニカ
・2019年7月21日上演記録
出演:岡田玲奈…13時50分/16時53分
出演:三田真央…14時09分/17時12分
出演:武田晶穂…14時28分/17時31分
・2019年7月18日上演記録
出演:大熊聡美…14時47分/17時50分
出演:岡田玲奈…15時06分/18時09分
出演:三田真央…15時25分/18時28分
出演:相良知邑…15時44分/18時47分
会場:急な坂スタジオ スタジオ1
※入退場自由ですので、ご覧になりたい演目の少し前の時間にお入りいただくことをおすすめします。
vol.5(11月開催)は、これまでの「BATIK100会」の記録映像上映会、vol.6(12月開催)は複数のダンサーによる日替わりで『SHOKU –solo version-』を上演することに決定しました。
日程などの詳細は近日公開しますので、お楽しみにお待ちください!
また、急な坂スタジオのご近所にある神奈川県立青少年センター内スタジオHIKARIで行われる「地上波+」(11月1日・2日)にて、『SHOKU -middle version-』が上演されます!こちらも合わせてご覧いただくと、12月上演予定の『SHOKU –solo version-』をより一層お楽しみいただけると思います。
こちらにもぜひ足をお運びください。
【日程】
2019年
11月1日(金)15:00/19:30
11月2日(土)13:00/17:00
*受付開始は開演の40分前・開場は30分前
【チケット取り扱い・お問合せ】
「地上波+」
[MAIL]chijoja.dance@gmail.com
[WEB]http://chijoha-plus.mystrikingly.com
[予約フォーム]http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=055869ee24
【上演作品】
☆「SHOKU -middle version-」
演出・振付:黒田育世
出演:BATIK
大江麻美子、大熊聡美、岡田玲奈、熊谷理沙、武田晶穂、三田真央
片山夏波、相良知邑、田中すみれ、政岡由衣子
※一部ダブルキャストあり
☆「キム・ドクス 三道農楽カラク」
振付:柴田恵美
出演 :安芸純香 安心院かな 柴田美和 土肥靖子 (東京シティ・バレエ団) 安岡あこ 弥田理沙
音楽構成:キム・ドクス
演奏:キム・ドクス(サムルノリ)
主催:神奈川県・地上波+
【「地上波+」とは(企画 牛川紀政)】
横浜のSTスポットで行なわれた若手・中堅の振付作品を発表してもらうコンテンポラリーダンス公演「地上波」は、今までに2009年、2012年、2017年、2018年と不定期で4回行なってきました。
地上波(テレビ)がアナログチューナからデジタルチューナーに変わる頃、身体が地上で起こす波をダンスと提起しなおし、テレビに対向するために立ち上げたのでした。2009年〜2019年の間、STスポット伝説の若手発掘コンテンポラリーダンス公演「ラボ20」が休止していたから。という見方も出来ます(牛川比較)。
その「ラボ20」は2020年3月に復活することになりました。独断と偏見で行なってきた俺のラボ20=地上波は、一定の役割を終えました。というような緻密に計画したものでは全くなく、今年(2019年)2月にスタジオHIKARIがオープンするというのを聞き、居合わせたダンサーやスタッフと飲んでいるうちに「地上波+」のアイディアが出て来て、下記のようになったのでした。
過去4回の「地上波」公演に出演し、今なお勢力的に活動している当時の若手・中堅ダンサーに再び出演してもらい、更に日本のコンテンポラリーダンス黎明期から今なお活躍しているダンサーとのダブルビル(+プラス)公演。また、若手・中堅に新たについている観客と、黎明期からついている観客も繋ぎ(+プラス)、世代の架け橋となり未来に繋げる(+プラス)公演を目指します。
前回開催に引き続き「BATIK100会」その4については、ダンサー・振付家、大学や高校でダンスをしている学生さんを中心にお声掛けして、ご覧いただくことに致しました。これまでBATIKの公演を観たことのない方や、学外や所属カンパニー以外のダンス公演をあまり観る機会がなかった方に、新しい鑑賞体験の場をご提供できればと思っております。
また、高校や大学のダンス部、ダンス学科の方で、ご興味のある方はお気軽に急な坂スタジオまでお問い合わせください。
★「BATIK100会」vol.4 『春の祭典』(振付:黒田育世)
「BATIK100会」vol.2(6月開催)では『春の祭典』ソロverを上演しましたが、今回は『春の祭典』群舞verを上演します!
7月に加入しました新メンバーも多数参加します。新体制になったダンスカンパニーBATIKの作品を、同じく作品を作っている方、振付家・ダンサー・ダンス批評家を志す学生さん、これからダンスカンパニーを主宰しようと思っている方に、ご覧いただければ幸いです。
日程:2019年8月22日(木)〜8月24日(土)
※振付家、ダンサー、大学のダンス部、ダンス学科の学生の方で、ご観劇をご希望の方は是非急な坂スタジオまでお問い合わせください。
※8月22日(木)、8月24日(土)の回は受付を終了しました。
出演:岡田玲奈 熊谷理沙 相良知邑 武田晶穂 田中すみれ 三田真央
大江麻美子(24日のみ) 政岡由衣子 (22日.23日のみ)
「BATIK100会」その3につきましては、ダンサー・振付家、大学や高校でダンスをしている学生さんを中心にお声掛けして、ご覧いただくことに致しました。これまでBATIKの公演を観たことのない方や、学外や所属カンパニー以外のダンス公演をあまり観る機会がなかった方に、新しい鑑賞体験の場をご提供できればと思っております。締切後、空席があった場合は、直前のアナウンスにはなりますが一般の方々のご予約も受付させていただきます。
また、今後の開催でも、こういった回を作れればと思っておりますので、高校や大学のダンス部、ダンス学科の方で、ご興味のある方はお気軽に急な坂スタジオまでお問い合わせください。
今後とも「BATIK100会」を何卒、よろしくお願い致します。
「BATIK100会」vol.3『モニカモニカ』(振付:黒田育世)
『モニカモニカ』の姿
前回の100会では『落ち合っている』にまつわる『春の祭典』を上演致しました。
今回の『モニカモニカ(2005年森下スタジオにて初演)』は『ラストパイ(2005年新潟りゅーとぴあにて初演)』にまつわる作品です。
「まつわる」作品にもう一度向き合うと、主体の作品の姿や大切にしていたことが鮮明になります。
少し飛躍しますが、まつわる作品には「それなのに」が詰まっています。むしろ「それなのに」しかないのかもしれません。
普段の暮らしは「それだから」で埋め尽くされているように私には見えますが、恐らく心や芸術、特に踊りは私にとって「それなのに」でいっぱいです。
主体になっていく作品は、「それなのに」の経緯が、上演時間の中に織り込まれていくので、「それなのに」が「どれなのに?」なのかが見えていく、という構図になるのだろうと思います。
まつわる『モニカモニカ』には「それなのに踊ることを止めない姿」しかありません。
この姿は生命力です。
生命力を「それなのに」の前提で世の中に表明することを、私は急ぎながらやってきましたし、今も急いでいるのです。
踊りがそれを顕さないと何かが間に合わなくなるという不安は、2005年よりも募っています。
『選べない交われない戻れない許されない終われない分からない
それでも嬉しくてまだ止めない
ただただ体がもげそうで』
(『モニカモニカ』初演時2005年の作品ノートより)
7月吉日 黒田育世
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■詳細
ソロ作品『モニカモニカ』を4人のキャスト(20日・21日は3人)が入れ替わりで上演致します。同じ作品をダンサーを変えて上演することで、どんなことが起こるのか。同じく作品を作っている振付家・ダンサーの方、またはダンスを学んでいる学生の方に、ご覧いただければ幸いです。
日程:2019年7月18日(木)〜21日(日)
出演者:
18日・19日 大熊聡美 岡田玲奈 三田真央 相良知邑
20日 大熊聡美 岡田玲奈 三田真央
21日 岡田玲奈 三田真央 武田晶穂
※今回の会から、BATIK新メンバーが参加しております。新メンバー含め、出演者のプロフィールについてはBATIK公式HPをご覧ください。
〜『落ち合っている』から『春の祭典』へ
ソロから群舞へそしてまたソロへ〜
この『春の祭典』は『落ち合っている(2014年初演)』というデュエット作品の中での劇中劇に位置するもので、ストラヴィンスキーによる楽曲『春の祭典』の前半部分は私のソロ、後半部分がBATIKダンサーのソロでした。
二人の秘密の会話のような作品進行の中で、その劇中劇は、2人によって語られた会話の一部「母となったある女の悲惨な一生」を「暴露」する必要を背負いました。
どうあれ踊りは何かの「暴露」をしてしまうきわどい力を持っています。
初演から数年後、様々な経緯を経て、この作品の再演の可能性をBATIKのダンサーと探り続けることになります。
結果『落ち合っている』からこの劇中劇『春の祭典』が「一人歩き出し」、一つの「独立した」作品に成長していきました。
私が踊っていた前半部分をBATIKの一人に委ね、後半部分を群舞に構成し直し幾度かの上演を重ねて参りました。
今回BATIK100会での『春の祭典』の上演の機会を頂き、『落ち合っている』が辿った成長のように、今度は『春の祭典』にBATIKのダンサーを「一人歩き出せる」よう育てて欲しい、そう願って全編ソロで構成し直し新たな『春の祭典』を上演する覚悟を決めました。
BATIKの誰もがBATIKでありながら「独立」した強くかけがえのない存在であれるよう願っていますし努めて参ります。
『落ち合っている』は初演時、2014年9月に4日間5回公演5キャストで実施されました。
私のパートナーを毎回違うBATIKダンサーが日替わりで踊ってくれたのです。
BATIKのダンサー一人一人と一対一で向き合い伝えたいことがあった為とった上演形態です。
「私はBATIKダンサーであるあなたを愛しています」という「暴露」です。
ダンスが「暴露」の力を失いませんように。
2019年6月吉日
黒田育世
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出演者:
大江麻美子、大熊聡美、熊谷理沙、政岡由衣子
※上演回によって出演者が変わります。詳細はタイムテーブルをご覧ください。
タイムテーブル:
6月19日(水) 19時00分(大江)/20時30分(政岡)
20日(木) 19時00分(大熊)/20時30分(熊谷)
21日(金) 14時00分(大熊)/15時30分(政岡)
22日(土) 14時00分(熊谷)/15時30分(大熊)
※上演時間は約45分を予定しております。
※受付開始は開演の20分前、開場は5分前です。
※演出の都合、開演後のご入場が難しいため、遅れて到着されそうな場合は、急な坂スタジオにご連絡ください。
会場:急な坂スタジオ
券種・料金:
* 1回券 1,000円 ※1drink付き。(日時指定)
* 1日券 1,500円 ※1drink付き、その日上演される2回の公演をご覧いただけます。(日にち指定)
* フリーパス 5,000円 ※各日1drink付き、4日間どの回にお越しいただいてもOKな観放題券です。(枚数限定・要予約)<フリーパスのご予約受付を終了しました>
ご予約:<全ての回のご予約受付を終了しました。>
★上演作品・出演者
『鱗粉の海』
出演:熊谷理沙(25日、28日)/田中すみれ(24日、27日)
演奏:松本じろ
『all this smile』
出演:大江麻美子
演奏:松本じろ
『テトラ me』
出演:政岡由衣子
『モニカモニカ』
出演:大熊聡美
演奏:松本じろ
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日時:2019年4月24日(水)〜28日(日)
4月24日(水) 20時00分 <ご予約受付を終了しました>
25日(木) 20時00分 <ご予約受付を終了しました>
26日(金) 休演日
27日(土) 14時00分 <ご予約受付を終了しました>
28日(日) 14時00分 <ご予約受付を終了しました>
※上演時間は約1時間を予定しております。
※受付開始は開演の30分前、開場は20分前です。
※未就学児童の方もご覧いただけます。
会場:急な坂スタジオ
料金:1,500円(1drink付き)
※稽古場での上演のため、席数が少なくなっております。お早めのご予約をオススメします。
ご予約:以下のフォームよりお申し込みください。
※受付を終了しました。当日券は若干枚の発売を予定しております。