3/7の「テクニカルスタッフによるダンスダンギ」に向けて、急な坂HPにてアンケートを募集しておりました。そのアンケート結果などをご報告します。
アンケート結果の一覧は以下からダウンロードいただけます。
★「初めて衝撃を受けたダンスを教えてください!」アンケート結果(PDF)
今回、短い期間ながら沢山の方にご回答いただきました。
ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
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ダンスダンギ当日はいただいたアンケート結果を元に、ホワイトボードに年表を作ることからはじめました。また、アンケートの回答だけではなく、国内であったダンスのコンペティションやイベント、ダンスだけでなく演劇シーンの動きやフェスティバルなどの情報も一緒に盛り込みました。
出来上がった年表を眺めると、2000年代前半の回答が多く、コンペティションやショーケースが一番盛んだった時期と重なりました。
(踊りに行くぜ、トヨタコレオグラフィーアワード、ダンスビエンナーレ、横浜ダンスコレクション、吾妻橋ダンスクロッシング、ダンスがみたい!、リンゴ企画、ラボ20など・・・)
大きなダンスの流れの中で、それぞれの仕掛人が明確な意図を持って、ミニマムなものから、大きな規模のものまで、様々な角度から育成・発掘・観客へのアプローチを行っていたと感じました。
ダンスダンギの最後に、2018年以降の未来に向けて、どんなことができるか、またはどんなことが必要か考えてみました。
以下はダンスダンギ中に出た意見の一部です。
*新作を作り続けるだけではなく、過去の上演作品の再演やリクリエーションを積極的に行う。また再演がしやすい環境や枠組みを整える。
*単独の公演ではなく、複数のアーティストの作品が、お手頃なチケット価格で観ることができる機会を増やす。同時代で起こっていることを固まりで見せていく。
*振付・演出・構成の全てを一人のアーティストが担うことが多いが、演劇のように演出や構成、それぞれに違うアーティストが担当したら作品の幅が広がるのでは?
など・・・。
今回のダンスダンギでは、記憶に新しく、振り返りやすい直近の20年(未来含む)をメインに談義しました。その時代のダンスシーンの事象を掘り下げると、一つ前の時代の課題や出来事に繋がっていきます。
今後のダンスダンギでは更に過去のダンスシーンも掘り下げつつ、3年先の未来、5年先の未来、より先の未来について、少しずつ皆さんと考えていければと思っております。
次回開催にむけて今回をふまえ追加アンケートを急な坂HPにて実施予定です。
引き続きみなさまにご協力いただき、一緒にダンスの次の時代について考えていただければ幸いでございます。
【関連URL】
★ダンスダンギ、はじめます。
★【アンケート】初めて衝撃を受けたダンスを教えてください!(3/5・17時〆切)