動物園で劇を行うことを考えた時、まず一番始めにでてきたのは、動物と人とのつながり、環境です。そこで、最初に私が取りかかったのは、動物と人間が密接に関わる神話集めでした。神話を読めば、読むほど、人間の身勝手さを描いているように思いました。動物にふんした役者やダンサーが、動物役としてかつての飼い主との思い出を回想しながら、踊ったりする。人と動物とのつながりを啓発的にナレーションとダンスを通して伝える。また、捨て去れた動物達のことを直接的に、彼らの生活を助けてくれないか?と訴えかけてもみるが、きっと観客はそこでなにも言わないでしょう。きっと、私も黙ってしまうでしょう。沈黙。創っておいてなんなのですが…観客がこういったものを観て、悪い環境にいる人たちを、動物を救いたいと思う気持ちになっていって欲しいです。沈黙の先にある希望のようなものを野毛山動物園で急な坂スタジオと動物園の人達と一緒にみつけたいです。
『Zoo Zoo Scene (ずうずうしい) 』パフォーマンス
【作・振付・演出】矢内原美邦
【出演】竹田靖 稲継美保 橋本規靖 矢内原美邦
出演を予定していたカスヤマリコが体調不良のため、出演できなくなりました。
代わって矢内原美邦が出演いたします。何卒ご了承ください。
日時・会場
2011年10月8日(土)~10日(月・祝)
10月9日(日)は予定席数に達したため、立ち見でのご案内となります。予めご了承ください。
13:30 受付開始@野毛山動物園
14:00 パフォーマンス開演
14:30 トーク 野毛山動物園の方をお招きして、矢内原美邦さんとお話いただきます。
+ツアー 飼育係さんと実際に動物を見に行きます。
横浜市立野毛山動物園 ひだまり広場
※雨天決行(会場の変更の可能性がございます)
※歩きやすい靴でお越しください
ご予約
【料金】無料
【参加申込】要予約
こちらの予約受付は終了いたしました。
たくさんの皆さまのお申込み、誠にありがとうございました。
矢内原美邦
ニブロール主宰。大学で舞踊学を専攻、在学中にNHK 賞、特別賞など数々の賞を受賞。日常の身ぶり
をモチーフに現代の空虚さや危うさをドライに提示するその独特の振付けは国内外での評価も高く、身
体と真正面から向き合っている数少ない振付家のひとりと言える。ミクニ ヤナイハラプロジェクトでは演
劇にも挑戦し、ジャンルを問わないその活動はニブロールのみならず、多数のアーティストとコラボレー
ションするなど世界中を舞台に活躍中。
Nibroll http://nibroll.com
野毛山動物園
野毛山動物園の展示は、動物との距離が近く、体のつくりや動きを細かいところまで観察できるのが最大の魅力。
園内はお散歩感覚でひと周りできるほどの広さで、入園無料。
横浜市立野毛山動物園 http://www2.nogeyama-zoo.org/
お問合せ先
急な坂スタジオ
〒220-0032 横浜市西区老松町26-1 旧老松会館
TEL:045-250-5388 FAX: 045-261-1300
MAIL: toiawase@kyunasaka.jp
主催:急な坂スタジオ
共催:横浜市立野毛山動物園
制作協力:プリコグ
ヨコハマトリエンナーレ連携プログラム