Photo : Gisèle Vienne
急な坂国際交流レジデンス事業 滞在制作レポート
『ジゼル・ヴィエンヌ2010年新作プロセスを語る』
急な坂スタジオでは9月の約2週間にかけて、2010年に発表される国際共同作品の滞在製作が行われています。その中心アーティストであるジゼル・ヴィエンヌとコラボレーターたちを囲み、今回の製作プロセスやこれまでの作品を映像とともに紹介するカフェトークを開催します。
フランス国立高等人形劇芸術学校出身で振付家、演出家、造形作家、と多彩な顔を持つジゼル・ヴィエンヌ。2005年のアヴィニョン演劇祭において、若くして2本の演出作品が公式プログラムで上演され好評を博しました。
自身が制作する精巧な人形と生身のパフォーマーが共存する舞台は倒錯的な美と死に彩られ、タデウシュ・カントールをも彷彿とさせる作風はヨーロッパの演劇界において特異な存在感を放ち続けています。
2010年アヴィニョン演劇祭で初演後、東京など日本諸都市でも上演が予定されている本作は、日本人の映像作家、高谷史郎(ダムタイプ)をはじめとする日欧のアーティスト・音楽家たちとのコラボレーションの果てにいかなる新境地を切り開くのか? 世界的クリエーションのプロセスに、ぜひお立ち会いください。
CREATION 2010 (TITLE IN PROGRESS)
過去作 UNE BELLE ENFANT BLONDE A YOUNG, BEAUTIFUL BLONDE GIRL(2005)
Photo : © Mathilde Darel / © Antoine Masure
開催概要
【日時】2009年9月12日(土) 18時スタート
【料金】入場無料(予約制)
【会場】急な坂スタジオ
住所:横浜市西区老松町26-1 急な坂スタジオ TEL:045-250-5388
【お申込み】
予約申込フォームはこちら
こちらのイベントは終了いたしました。
たくさんの皆さまのご予約、誠にありがとうございました。
お電話でも承っております tel:045-250-5388
アーティストプロフィール
ジゼル・ヴィエンヌ Gisèle Vienne
1976生まれ。現在、パリとグルノーブルを拠点に活動。カンパニー「De l’Autre Côtè du Miroir (DACM)」主宰、ブレスト国立劇場Le Quartz(仏)アソシエート・アーティスト。
哲学を学んだ後、フランス国立高等人形劇芸術学校でも学ぶ。その後、振付家・演出家、美術家、パフォーマーとして活躍。自ら制作する人形を使ったインスタレーションや舞台作品で特異なのリアリティを演出する。
2007年秋にはヴィラ九条山の招聘芸術家として5ヶ月間京都に滞在。本レジデンスでは、2010年にプレミアを予定する映像作家・高谷史郎とのコラボレーション作品を製作する。
ジゼル・ヴィエンヌ ウェブサイト http://www.g-v.fr/
主催:急な坂スタジオ
後援:横浜市開港150周年・創造都市事業本部 フランス大使館
協力:東京日仏学院