「動物園へ行ってみませんか?」
昨年春、レジデント・アーティスト中野成樹が野毛山動物園を会場にして好評を得た『Zoo Zoo Scene』。
観劇を望む多くの声とご期待に応えるべく、今年秋の再演が決定です!
アメリカ現代演劇の金字塔、エドワード・オールビーの『動物園物語』を動物園の中で上演してしまう、ふたつとない演劇公演にご期待下さい。あらゆる角度から演劇の面白さを探ります。この機会をお見逃しなく!
『Zoo Zoo Scene』(再び)にむけて ・ 中野成樹
なによりまた野毛山動物園で出来るのが再び嬉しいし、もう一度『動物園物語』と格闘できることも再び嬉しい。もちろん、観客のみなさまにも再び喜んでもらえればなによりだけども、「はじめて中野の芝居をおもしろいと思った!」なんてのも大歓迎だし、「あの時は本当によかったんだけど今回はなあ……」なんていう“再びならず”も、長い目でみれば再びへの布石となりそうだから大歓迎(もちろんそうならないよう努力しますけどね)。
僕にかぎらず、再演をするときに「正直、ほぼ新作」なんてことがよくあるけど、でもどれだけ内容が変わっていようと「同じ何か」があればやっぱりそれは新作ではなくて、その「同じ何か」ってのがつまりはその人のその時の演劇なんだと思う。だから、個人的にだけど気軽に『2』とかつけたくないよね、なんて思ったりもする。どれだけ内容変わっててもね。「すっかり変わっちゃったな~!」これでいいじゃないかと。演劇の旨味ってここいらかもしれないし。
いや、別に全面的に改訂しますって 予告しているわけではありませんが。何はともあれ、三たび、四たびと続けられるよう、今回も根っこをしかと再び見つめ、さらには新鮮な発見をも再びしなくてはなあと思っております。動物園でお会いしましょう。(それはそうと昔、金杉忠男さんの『上野動物園再襲撃』というのがあって、平田オリザさんがそれをふまえた『上野動物園再々々襲撃』というのをやって、動物園というのはなんだろう、再び的なものとのつながりが深いのかなあなんて)
開催概要
『Zoo Zoo Scene ずうずうしい』(再び)
原作:エドワード・オールビー「動物園物語」より
■誤意訳・演出:中野成樹
■出演:村上聡一、福田毅、竹田英司、ゴウタケヒロ
【日時・会場】
2009年
9月25日(金) 村上聡一×竹田英司
9月26日(土) 福田毅×ゴウタケヒロ
9月27日(日) 福田毅×村上聡一
15:30 集合(急な坂スタジオ)
16:45 開演(動物園閉演後)
横浜市立野毛山動物園 ひだまり広場
【料金】
2,500円(事前予約制・当日清算) 各回限定50名
※雨天決行(会場の変更の可能性がございます)
※未就学児の観劇はご遠慮下さい
【予約申込】
全公演完売につき受付は終了いたしました。
追加席販売について
完売した日程につきましても、
キャンセル・追加席をご用意できる可能性がございます。
ご予約・お問合せにつきましては、
各公演日前日の17:00~21:00の間にてお受け致します。
急な坂スタジオ(045-250-5388)までご連絡ください。
Zoo Zoo Scene参加の手引き
15:30 集合@急な坂スタジオ
急な坂スタジオにて受付及び諸注意を行います。
15:50~16:30 動物園ツアー
ガイド同行のもと、動物園ツアーを実施します。
16:45 開演
動物園閉園後、Zoo Zoo Sceneを上演致します。
17:45 終演
スタッフアテンドのもと、会場を移動します。
18:00 ポストパフォーマンス
ゲストを招いて公演の裏側に迫ります。※参加は自由です。
□野毛山動物園について
野毛山動物園の展示は、動物との距離が近く、体のつくりや動きを細かいところまで観察できるのが最大の魅力。園内はお散歩感覚でひと周りできるほどの広さで、入園無料。
□動物園物語 あらすじ
動物園に程近い、公園での出来事。ピーターはジェリーという見知らぬ男に声をかけられる。とまどう二人はどうにか会話らしきものを続けるが、最後にそのうち一人が死んでしまうお話です。
□中野成樹+フランケンズ プロフィール
翻訳劇専門の現代演劇カンパニー。2003年結成。誤意訳(誤訳+意訳)なる自由奔放なアレンジで、海外古典をいまに新鮮なステージへと仕立て直す。原作の筋は通しながらも、余分な要素をたっぷり含ませ、別の小道へもたどり着くその舞台は、多くの観客よりハイセンスと評される。
お問合せ先
急な坂スタジオ
〒220-0032 横浜市西区老松町26-1 旧老松会館
TEL:045-250-5388 FAX: 045-261-1300
MAIL: toiawase@kyunasaka.jp
主催:中野成樹+フランケンズ
共催:横浜市立野毛山動物園
後援:横浜市開港150周年・創造都市事業本部
特別協力:急な坂スタジオ
協力:STスポット
横浜クリエイティブシティ国際会議2009実行委員会
アーツコミッション・ヨコハマ