急な坂ゼミナール第二期『企画ゼミ』ゲストプロフィール
企画ゼミ ゲストプロフィール
~舞台は横浜、「空間から発想する」実践型授業。発想から立案、そして実現へ。アート系企画のパイオニアとなれ!~
授業概要:
企画ゼミは舞台芸術をはじめ、広くはアート全般に関わる企画の発想・立案、そして実現に向かうための力とスキルを養う場です。第二期では「空間から発想する」をテーマに、都市で活躍するプロデューサー・プレイヤーたちの発想や方法論に触れていきます。また、実際に個人・グループ単位で「創造都市・横浜」をテーマにした企画案を出し合い、ディスカッションやプレゼンテーションの機会を設けます。面白いプランについては、その後の実現に向けてパックアップ。急な坂は横浜を舞台に、明日の文化芸術を担う皆さんを応援します。
前田圭蔵
(カンバセーション プロデューサー)
(株)カンバセーション プロデューサー兼クリエイティブ・ディレクター 1964生まれ。多摩美術大学芸術学科卒業。在学中、ポスター・ハリス・カンパニー設立に参加。主要スタッフとして、寺山修司関連やパルコ劇場、スタジオ 200などの劇場、映画配給会社などの宣伝協力に携わる。また大学卒業後は世田谷美術館に学芸員(キュレーター)として勤務し所蔵作品のカタログ制作や企画展制作に従事。その後、(株)カンバセーションアンドカムパニーに入社、民族音楽や現代音楽、さらに現代演劇やコンテンポラリー・ダンスなど、現代の舞台芸術の企画、招聘、制作を手掛け、現在に至る。
第2回 7月22日(火) 19:30-22:00
演習1「発想・立案」
服部滋樹
(graf代表・デザイナー・クリエイティブディレクター)
1970年大阪生まれ。1998年大阪、南堀江にショールーム“graf”をオープン。2000年“decorative mode no.3”設立。同年、中之島に移転し、“graf bld.”を設立。2001年、ロンドンオフィス設立。
オリジナル家具の企画・製作・販売、店舗・住宅・建築設計、施工、グラフィックデザイン、ブランディングに至るまでプロジェクトごとに幅広い活動を行っている。 京都精華大学デザイン学部建築学科 特任准教授。
第3回 7月29日(火) 19:30-22:00
フィールドワーク1「創造拠点:関内」
仲原正治
(横浜市開港150周年・創造都市推進事業本部課長)
横浜市役所職員。福祉、都市再開発事業、横浜美術館、?横浜みなとみらい21などの仕事に従事し、2004年度より横浜市開港150周年創造都市事業本部で創造界隈形成担当としてBankART、ZAIM、急な坂スタジオ事業等の支援を行っている。
他に、横浜まちづくり研究会代表世話人、赤煉瓦ネットワーク運営委員、スーパーピュア実行委員会(障害者等の展覧会)事務局長などNPO的活動を行っている。
池田修
(BankART1929代表・PHスタジオ代表)
1957年大阪生まれ。Bゼミスクール卒業後、都市に棲むことをテーマに美術と建築を横断するチームPHスタジオを発足。展覧会や美術プロジェクト、建築設計等、多岐に渡る活動を行っている。代表的なプロジェクトに「船、山にのぼる」がある。1986~1991年ヒルサイドギャラリーディレクター、1994年から現在まで名古屋芸術大学(院)の非常勤講師。2004年からBankART1929の立ち上げと企画運営に携わっている。2006年度、文化庁の「文化財建造物の保存・活用の推進(略称)」委員。2007年度、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
第4回 8月5日(火) 19:30-22:00
フィールドワーク2「創造拠点:関外」
山野真悟
(黄金町バザール キュレーター)
1970年代より福岡を拠点に美術作家として活動すると同時に、IAF芸術研究室を主宰、研究会・展覧会企画等をおこなう。1990年より街を使った美術展を展開する組織『ミュージアム・シティ・プロジェクト』を発足。その後も「まちとアート」をテーマに、企画、ワークショップ等を多数てがける。2004年より2007まで(財)福岡市文化芸術振興財団「ギャラリーアートリエ」の企画運営を行う。「横浜トリエンナーレ2005」キュレーター。
第5回 8月19日(火) 19:30-22:00
演習2「パートナーをつくる方法」
若林朋子
(社団法人企業メセナ協議会 シニア・プログラム・オフィサー)
[社]企業メセナ協議会シニア・プログラム・オフィサー。
デザイン会社勤務を経て、1999年より[社]企業メセナ協議会勤務。「メセナ活動実態調査」、『メセナ白書』出版、企業のメセナ活動データベース「メセナビ」(http://www.mecenavi.info)の立ち上げ等を担当。現在は、セミナー、調査研究、メセナ・コーディネート(トヨタ・アートマネジメント総合情報サイト「ネットTAM」(http://www.nettam.jp)、出版、国際交流に携わっている。NPO法人芸術家と子どもたち理事。
第6回 8月26日(火) 19:30-22:00
演習3「カンパニー・マネジメント」
矢内原美邦
(ニブロール主宰・振付家)
大学で舞踊学を専攻、在学中にNHK賞、特別賞など数々の賞を受賞。留学の後97年にパフォーミング・アーツカンパニー、ニブロールを結成。国内外のダンスフェスティバルに招聘され公演を行う。00年千年文化芸術祭入選、02年ナショナル協議委員賞受賞。07年第一回日本ダンスフォーラム賞を受賞。
05年ソロ活動ミクニヤナイハラプロジェクトを始動し劇作演出を手がける。昨年発表した『青ノ鳥』が第52回岸田國士戯曲賞最終候補作品になるなど演劇/ダンスの両分野から注目を集める。東京造形大学、多摩美術大学などで非常勤講師を務める。
第7回 9月2日(火) 19:30-22:00
グループ・ディスカッション
第8回 9月9日(火) 19:30-22:00
プレゼンテーション
市村作知雄
(東京藝術大学 准教授)
1949年大阪府生まれ。「山海塾」制作、パークタワーホールアートプログラムアドバイザー、トヨタアートマネジメント講座ディレクター、(株)シアター・テレビジョン代表取締役社長などを歴任。2000年よりNPO法人アートネットワーク・ジャパン理事長、東京国際芸術祭(TIF)ディレクターを務める。国内外のダンス・パフォーマンス公演のプログラミング、プロデュース、文化施設の経営以外にも、企業と文化を結ぶさまざまなプロジェクト、NPOの調査研究などを手がけている。NPO法人芸術家と子どもたち副理事長、財団法人横浜市芸術文化振興財団理事、日本NPOセンター理事、社団法人企業メセナ協議会研究部会員なども兼任している。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科准教授。
芹沢高志
(P3 art and environment エグゼクティブディレクター)
1951年東京生まれ。89年、P3 art and environmentを設立。以後、現代美術、環境計画を中心に、数多くのプロジェクトを国際的に展開している。http://p3.org/。帯広競馬場で開かれた国際現代美術展『デメーテル』の総合ディレクター(2002年)。アサヒ・アート・フェスティバル実行委員(2002年~2007年)。横浜トリエンナーレ2005キュレーター。吉原治良賞記念アート・プロジェクト2008審査員。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)、ケネス・ブラウワー『宇宙船とカヌー』(ちくま文庫)など。