岩渕貞太パフォーマンス 「斑(ふ)」

レジデントアーティスト・岩渕貞太 「斑(ふ)」待望の再演!

身体を多面的に捉える振付家・岩渕貞太が2014年に発表し話題を呼んだ代表作をTPAM開催中の横浜で再演。
自身の身体と音楽や空間などとの関係をテーマに多くの作品を発表してきた岩渕貞太。本作では動き続ける3人のパフォーマー、光、音が互いに影響し合いながら時間を積み上げ、淡く揺らぎ続ける境界を舞台空間に描きます。

白神ももこの「つくりてのしてん」

稽古場の様子を、こちらでご覧いただけます!
つくりてのしてん・第3回

独自の身体表現を追求する岩渕貞太と、注目のダンサー舞台作品

本作の構成・振付及び出演をする岩渕貞太は、日常と舞台、動きと踊りの連なりや境界を見つめることから作品を創り続ける振付家です。
人間の生や身体、また舞台作品の在り方を常に問い続ける創作の過程で、即興性を最大限に残しながらもパフォーマーの状態を緻密に振り付ける独自のスタイルが生まれました。
岩渕と共に本作に出演する北川結と小暮香帆は共に今注目を集める若手ダンサーです。モモンガ・コンプレックスを始め、多くの舞台作品で様々な表情をみせる北川、自身のソロ作品の評価も高い小暮、そして岩渕の3名の雄弁な身体が会場全体を捉えて動く音や光と対話しながら紡ぐ舞台作品に、ぜひご注目ください。

Fu2014

推薦コメント:乗越たかお(作家・ヤサぐれ舞踊評論家)

岩渕は強い身体性を持ちながら、身体・音楽・照明・美術のすべてを腑分けするかのごとき作業を繰り返してジリジリと本質を探り、作品に織り込んできた。非効率的だが、一通りの実験を経過したダンス界において、これはじつに新鮮な身体的挑戦者として異彩を放っている。
『斑(ふ)』は、豊穣な時間であると同時に、リスキーな舞台でもあった。ほぼ即興で緊密な空間を保ち続けなければならないため、刹那の迷いが空間を崩壊させる。共演した北川結と小暮香帆は岩渕の動きを深く理解したうえで自分の持ち味を載せ、創作過程における意思疎通の充実ぶりを示した。この舞台は一般の観客のみならず、ダンサーや振付家にも多くの刺激と示唆を与える舞台なのである。

公演概要

【構成・振付】 岩渕貞太

【出演】 北川結 小暮香帆 岩渕貞太

【会場】 のげシャーレ(横浜市中区野毛町 3 丁目 110 番 1 号横浜にぎわい座 B2F)

【日時】
2016年2月12日(金) 19:30 
2016年2月13日(土) 14:00/18:30
2016年2月14日(日) 14:00
*30 分前開場/45 分前受付開始

【チケット】
 前売 3,000 円
 当日 3,300 円(全席自由)
 *未就学児のご入場はご遠慮ください。
 *TPAM パス購入者・横浜ダンスコレクション2016鑑賞者対象の割引あり

【予約】 予約フォームからお申し込みください。予約フォーム

【クレジット】
 協力:横浜ダンスコレクション2016
 助成:公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団、公益財団法人全国税理士共栄会文化財団
 主催:岩渕貞太 身体地図、急な坂スタジオ

【アーティストプロフィール】
岩渕貞太:こちらをご覧ください。 岩渕貞太