急な坂ワークショップVol.40 木ノ下歌舞伎『三人吉三』上演のためのワークショップオーディション 4/27-29開催!
木ノ下歌舞伎『三人吉三』上演のためのワークショップオーディション
急な坂スタジオサポートアーティスト・木ノ下裕一が主宰する木ノ下歌舞伎。
2014年10月の木ノ下歌舞伎『三人吉三』に向け、ワークショップオーディションを開催いたします。
みなさまのご応募をお待ちしております。
ワークショップオーディション概要
【日時】
1次|2014年4月27日(日)13:00〜16:30 / 18:00〜21:30
1次|2014年4月28日(月)13:00〜16:30 / 18:00〜21:30
〈計4コマの内いずれか1コマ〉
2次|2014年4月29日(火・祝)13:00〜16:30 / 18:00〜21:30
〈計2コマの内いずれか1コマ〉
【会場】急な坂スタジオ (神奈川県横浜市西区老松町26-1) https://kyunasaka.jp/
【参加費】無料
【ワークショップ講師】杉原邦生
【応募資格】
18歳以上の心身ともに健康な方/お芝居、ダンスなどこれまでの経験・経歴は不問
2014年8月(中旬予定)から開始される稽古と、公演に参加できる方(稽古場は横浜又は都内を予定)
所定の応募用紙に必要事項を記入の上、写真(全身・バストアップ)を添付し、メール又は郵送でお送り下さい。
*応募用紙・・・木ノ下歌舞伎official web siteより
*メールでのご応募・・・件名を「オーディション参加申し込み」とし、info@kinoshita-kabuki.orgまで
*郵送でのご応募・・・封筒に「参加申込み書在中」と記入の上、〒606-8171京都市左京区一乗寺染殿町66-1「木ノ下歌舞伎オーディション」係まで
※応募多数の場合、1次ワークショップの前に書類選考をさせていただく場合がございます。
【応募〆切】
2014年4月21日(月)必着(メールの方は当日22:00まで有効)
【出演時の待遇など】
・チケットノルマ等の負担金はありません。
・稽古中の交通費は一部補助いたします。
・公演中の移動費、宿泊費はこちらで負担いたします。
その他、事前にお知りになりたい情報は個別にお問い合わせください。
公演概要
『三人吉三』
監修・補綴|木ノ下裕一
演出|杉原邦生
会場|京都市内
上演時期|2014年10月中旬
上演時間|3時間程度を予定
※2015年6月、東京他にて再演を予定
【お問い合わせ】
木ノ下歌舞伎
TEL:090-6064-3209
E-mail:info@kinoshita-kabuki.org
WEB:http://kinoshita-kabuki.org
『三人吉三』とは?
滅んでいく男たちの美学と友情を描いた、黙阿弥の傑作『三人吉三』。このいかにも〈カブキ的〉な作品に木ノ下歌舞伎が満を持して挑みます。
七五調によって綴られるリズミカルで詩情的な台詞、独特の美意識を基に色彩や視覚効果にこだわった空間演出など、確固たる様式を武器に、近代的な歌舞伎演目を創り上げた劇作者・河竹黙阿弥。「吉三郎」と名乗る同名の三人の盗賊が出会い、義兄弟の契りを結ぶところから始まるこの物語は、まさに滅び終わろうとする江戸への追憶が込められています。
木ノ下歌舞伎が杉原邦生と共に挑む〈歌舞伎の砦〉。それは現代の私たちが捉えている〈カブキ〉そのものであり、この試みはそれを改めて問い直す作業に他なりません。
木ノ下歌舞伎とは?
歴史的な文脈を踏まえた上で現行の歌舞伎にとらわれず新たな切り口から歌舞伎の演目を上演する団体。古典演劇と同時代の舞台芸術がどのように相乗作用しうるかを探究し、新たな古典観と方法論を発信、ムーブメントの惹起を企図する。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、主宰である木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するという体制で、京都を中心に 2006 年より活動を展開している。2013年5月に発表した『黒塚』(演出:杉原邦生/急な坂スタジオプロデュース)ではCoRich舞台芸術まつり!2013春にてグランプリを受賞。KYOTO EXPERIMENT 2013では『木ノ下歌舞伎ミュージアム”SAMBASO”~バババッとわかる三番叟~』として、ミュージアム形式の作品を発表、F/T13では上演時間6時間に及ぶ『東海道四谷怪談—通し上演—』を成功させるなど、発表する作品は常に話題を呼んでいる。
木ノ下歌舞伎 http://kinoshita-kabuki.org/
プロフィール
杉原邦生(KUNIO主宰、木ノ下歌舞伎企画員/演出家・舞台美術家)
1982年東京都出身。神奈川県茅ケ崎育ち。EXILEファンクラブ“EX FAMILY”会員。特定の団体に縛られず、さまざまなユニット、プロジェクトでの演出活動を行う。木ノ下歌舞伎には2006年『yotsuya-kaidan』での演出をきっかけに企画にも参加。これまでに『テラコヤ』(07年)、『三番叟』(08年)、『勧進帳』(10年)、『義経千本桜』(12年)、『黒塚』(13年)、『東海道四谷怪談−通し上演−』(13年)と合わせて7作品を演出。自身が主宰するKUNIOでは、上演時間が8時間以上に及ぶKUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』(11年)や、KUNIO10『更地』(12年)など、常に話題作を発表している。
また、こまばアゴラ劇場〈サミット〉ディレクターに2008年から2年間就任、 KYOTO EXPERIMENT では2010年より3年間継続してフリンジ企画のコンセプトを務めるなど、持ち前の「お祭り好き」精神で活動の幅を広げている。
KUNIO official website http://kunio.me/
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎 主宰)
1985年和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時にその日から独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学び、古典演目上演の演出や監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。主な演出作品に2009年『伊達娘恋緋鹿子』(F/T09秋「演劇/大学09秋」)など。その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。創造支援公募プログラム坂あがりスカラシップ2012対象者。京都造形芸術大学大学院 博士課程在籍。研究テーマは「武智歌舞伎論~近代における歌舞伎新演出について」。